「広く浅くメタ・アナリシスが学べる本。 概論的☆」 おすすめ度:
投稿日:2005-12-28
メタ・アナリシスの基本的モデルからいくつかの代表的な方法、理論などが説明されている良書。
多少英語でメタ・アナリシスの文献にあたったことのある人なら読みやすいが、全く初めての人には専門用語が大変かも。
実際の論文やデータを例に挙げているので説得力のある運びになっている。最近流行のEBMやRCTに関してもさわり程度は学べる。わが国の研究に対する著者の意見はかなりいいポイントをついている。
本当の意味を理解せず「エビデンス」をタイトルに話したり書いたりして盛り上がっている人たちにぜひ読んでほしい一冊。
English language biasの記述は面白かった。他にもさまざまなバイアスを網羅し、論文を批判的に読むためのヒントが詰まっている。ほとんどすべての主張には裏づけとなる研究結果が明示されていて、これぞ科学的専門書、という印象が好ましい。
理論をやさしく説明してくれているが、数式などが多すぎて、そこまで触れなくてもいいかな・・・という部分があるが、そういう部分を飛ばして、概論的な部分を読むだけでもかなり参考になる。
「ユーザーとして、メタ分析を使う場合にも有益」 おすすめ度:
投稿日:2003-07-11
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「日本唯一のメタ分析の教科書」 おすすめ度:
投稿日:2003-03-10
本書は、メタ分析という数理統計学の一手法の網羅的な教科書である。洋書ではメタ分析の優れた教科書は多数存在する。しかし、残念ながら和書では本書が唯一のメタ分析の網羅的な教科書である(その他の和書は網羅的とは言い難い)。
本書では、メタ分析の数理的側面から文献の収集などについてまで記載されている。また、付録にS-PLUSのプログラムもついている。S-PLUSを持っていない場合でも、無料統計ソフトのRで代用できるだろうから問題ないであろう。
本書の難点は
1.数理的側面が難解に書かれている
2.医学のために書かれている感が強いため、医学以外の専門の者にとっては理解しにくいところがある。
したがって、多くの者にとって本書1冊でメタ分析の学習が十分という訳にはいかないため,洋書の教科書も参考にするとよい.
具体的には
1.Hedges & Olkin(1985)Statistical Methods for Meta-Analysis.Sage.
2.Hunter(1990)Methods of Meta-Analysis: Correcting Error & Bias in Research Findings.Sage.
3.Cooper & Hedges(1994).The Handbook of Research Synthesis.Russell Sage.
などが主要であろう.
「これ一冊でメタ・アナリシスは十分」 おすすめ度:
投稿日:2003-01-01
英語ではいくつもの優れたメタ・アナリシスの解説書がありますが、日本語かつ理解が容易なものとなると本書に勝るものはないでしょう。入門とは題していますが、その豊富な内容はメタ・アナリシスの鳥瞰図を得るには十分だと思います。EBMが叫ばれる近年、強力なエビデンスを得るための有効な手段としてもメタ・アナリシスについて知らずにはいられません。